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行田の蔵は、川越や真岡の商家作りの蔵と違って、街道沿いに 軒を連ねていない分、とっても地味な蔵なのです。
でも、江戸から昭和にかけて、数多くの蔵が立てられ、 日本一の足袋の生産を誇ったのです。
隣の羽生市の被服は、生産するとこらから問屋さんが買い付けに来たのです。
そのような関係で、収納する期間が見近かったため、 蔵を必要としなかったのです。
足袋の需要期はみ近く、11月ごろから4月上旬まででした。 不需要期は、ひたすら生産したのです。
需要期になって、日本全国の足袋問屋さんが、 買い付けに走ったのです。
瓦の需要・不需要期と重なっています。 瓦は腐らないし、多少誇りになっても、価値が下がりません。
生産者としてはとっても都合の良い商品でした。 |
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